目が覚める言葉

自分に言い聞かせていた言葉

モラル・ハラスメントを受けていた時、きちんとできない自分を責める時もあれば、訳が分からずいろいろ推測していた時もあります。その時に、自分に言い聞かせていた言葉が全部のっていたブログがあり、とてもびっくりしました。

『Q&Aモラル・ハラスメント 弁護士とカウンセラーが答える見えないDVとの決別』の執筆者のお一人である、橋本智子弁護士のブログの中にあります。とても分かりやすく、何度も読み返し、迷った時の道しるべになってくれた言葉なので、全文引用させていただきます。

愛は傷つけない
夫がきついことを言ったりしたりするのは、単なる照れ隠しだ。
愛情の裏返しだ。
心の奥底ではちゃんと愛情を持ってるはずだ。
仕事のストレスがたまってるんだ。
疲れてて余裕がないだけだ。
私が受け止めてあげなきゃ。
本当は私のことを大事に思っているはずだ。
だって優しいときもあるから。
昔は優しかったから。
冷たい人であるわけがない。
本当は優しい人だけど、私には甘えてるんだ。
 
そういう「解釈」が必要な場面は、もちろんあると思います。
でも、それが結婚生活を通じて、常にそう考えていなきゃいけないとしたら、その「解釈」自体を見直す勇気をもってほしいと思います。いつも、「きっと~だ」「○○のはずだ」ばかりでは、安心感はありません。
愛情とは、安心感や安全感をもたらすものです。
それをもたらさないものは、愛情とはいいがたいと思います。『愛は傷つけない』という本があります。そう、ほんとにそのとおり、これに尽きると思う。「愛は傷つけない」のです。
たとえ間違って傷つけることがあっても、すぐに手当てするのです。
それがいつも傷つけてばかり、手当もしてくれない。そこにいるのが辛い。
そうであれば、勇気を持って、その「愛」を疑ってほしい。とてもいい本です。一歩を踏み出せない方に、ぜひお勧めしたい一冊です。

→あおば法律事務所ブログより

 当たり前のことに気づかなかった

最初の頃のモラ夫は、きつい言葉や普通言わないような言葉を、冗談ぽく笑いながら言ってきました。なので男の人は好きな人にわざと嫌がらせするとか言うし、照れ隠しかな、なんて今思うと「目を覚ませ!!」と喝を入れたくなることを本気で思っていました。

何年も経ち、いよいよモラル・ハラスメントが本格化してきた時は、夫が義父の会社を継ぎ社長になった時期だったので、仕事のストレスだ、疲れているからだと思っていました。思っていたというか、そう思い込もうとしていました。

私はなんとか良い方に考えようとしていました。ストレスでいっぱいの夫を優しく包み込める妻でいなければと思っていました。途中で何かがおかしいと頭の中で警告は出ていたと思いますが、現実を見ないポジティブシンキングとでも言うのでしょうか…。

自分をきちんともっていれば、もっと早くモラル・ハラスメントに気づいたと思います。よく世間で「夫を手のひらの上で転がす」と言いますが、自分の中でも無意識に、゛俺様な夫の機嫌を上手く取るのが妻の役目”みたいなものがあったんだと思います。

当たり前のことですが、傷つく言葉を平気で浴びせ続け、無視をし、それでも「俺だって我慢している」と言う人の中に「愛」はありません。

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コメント

  1. すず より:

    つうこさんのブログにたどり着き全て見ました。
    私の旦那もバカなモラ夫です。
    最近ではモラ夫というより人間として不気味なやつです。
    エピソードはいろいろあるけど、昨日起きた出来事をお伝えしたくて。
    私は自営の他に奴のせいで夜中も働いています。
    朝方寝て、朝の8時過ぎ、私の部屋でリモコンをいじる音がしました。
    なんと「暖房25℃」に変えていたんです。
    怒りで震えました。
    何がしたいんだろう。
    きっと問い詰めてもとぼけると思うんだけど、48才の大の大人がやる事ではないですよね。
    このブログを思い出してカキコミをさせていただきました。
    これからもコメントさせていただきます。
    ブログ続けて下さい。

    • つうこ より:

      すずさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
      読んだ瞬間、ギャッとなりました。内容は違えど、同じものを感じるエピソードが私にもあり、不気味に思い、怒りに震えるすずさんに共感しました。そのエピソードを
      記事にしました。⇒『異常な行動』もう…ほんとやだ…。ほんと「何がしたいんだろう」です。