モラ夫は変わらない

反省の手紙

別居後、夫は毎週のように反省の手紙を持ってきて、父に預けていきました。中身はこうです。

  • 反省しています
  • 家族が一番です
  • 上から物を言って申し訳なく思っています
  • 時間はかかるかもしれないけど、変わるよう努力します

などなど。出会いから結婚式、子供の誕生の時のことなど細かく振り返ったものもありました。そして、私をべた褒めしていました。

一方的な謝罪と、家族一緒に暮らしたいという一方的な希望の手紙です。私がどんな気持ちだったのかも一方的に決めつけています。(まぁ当たっていますけど)でも、私の気持ちを聞こうという姿勢はほとんどありませんでしたね。

調停も2回終わり、終盤に向かう頃。具体的な項目が増えました。

  • いつも感謝の気持ちを忘れない
  • 自分の価値観や地域の風習を押し付けない
  • 敷地内同居をやめる

などなど。最後にはもちろん「戻ってきてほしい、家族で一緒に過ごしたい」です。

福祉センターの方や、モラハラ本・ネットなどで何度も聞いていた、「モラ夫の猛反省」です。これで夫は反省していると思って戻ると、そのうちまたモラハラが始まるというやつです。

正直、「揺さぶり」だとわかっていても心はざわざわしましたね。私たちはたぶん、自分の希望よりも、相手の希望を優先しやすい傾向があると思います。相手の喜ぶ顔が見たいというものです。そして、自分の選択が間違っていないか、やっぱり気になってしまうと思います。不安です。なので、相手の強い「反省」に心が揺れ、希望に添えない自分に居心地の悪さを感じてしまいます。

でも冷静に考えると、モラ夫は変わらないという件で思い当たることがありました。まだ新婚の頃、夫の過去のメル友の事や流産した事で、気持ちが不安定になっていて、夜布団の中で泣いてしまったことがあります。その時は、ギュッと抱きしめて「大丈夫だから」と慰めてくれたのです。とても嬉しかったです。けれど数ヶ月後、私の友人たちが遊びに来た時に、「コイツさぁ、布団の中でシクシク泣くから辛気臭くてさぁ」と小馬鹿にしたように言ったのです。

話がいつのまにか変わっているというのは何度も経験済みです。今はこうやって反省しているように見えても、いつのまにかモラル・ハラスメントが始まるというのは、わかる気がしました。なので、手紙が来るたびにモヤモヤしましたが、先輩たちの残した声を信じて、反応しないようにしていました。

私の話なんか聞いてない

結果的にこの選択は正解でした。別居調停が成立して1ヶ月後の事です。お義姉さんからこんな話を聞きました。

「春にはまた弟のところに戻るって聞いてたけど、本当?」

なんじゃそりゃー⁉

良くも悪くも、春夏冬休みは長期滞在する義姉妹で、話もしやすかったので、いろいろ確認しました。夫は、私が強く離婚を求めていることを伝えてなかったようなのです。だから義姉も心配しながらもよくわからなかったようです。

子供たちを転校させてまで別居したのに、1年で帰ってくるって何か変だって、同じ母親として思っていたそうです。なので、私が1度だけ夫にメールした内容を見せました。そこには、離婚以外考えられないと書いてあります。そこでようやく納得してくれました。

また、私は夫と同じ会社で働いていました。それも、義姉は夫に「戻ってきたら、それもやめた方がいい」と言ってくれていました。でも夫は「つうこは何がしたいとかないから。そういう向上心とか無いから。(だから、今のまま同じ職場で良い)」と言っていたそうです。

私、別居が決定的になったお説教の日に、思い切って言っていました。同じ会社で働きたくないって。その場でも、夫はそれをボロクソに悪く言い、無視後もことあるごとに、私に仕事のプレッシャーをかけてきました。

結局、夫は私のことを何とも思っていなかったのです。いくら反省文を書いても、私の話を聞く気なんてさらさらないのです。そして、春には戻ってくるなんて、平気でスゴイ嘘を、自分の両親・姉妹に話していたのです。

もし戻っていたらどうなっていたんでしょうね…。とにかく先輩たちの警告は正しかったです。別居後の揺れる気持ちの時に、とても心強かったブログがあります。いつもいつも「わかるー」と思いながら見ていました。良かったらどうぞ。(これは古いページですが、別居後に役立ちます)

女性専門モラハラカウンセラー*中央区京橋の行政書士ちえぼぅ

毎度参考になります!

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