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『夫の自殺』にコメントをいただきました。

つうこさんはじめまして。今年3月に結婚20年目でモラハラ夫にモラハラを指摘したらいきなり自殺しました。こんなに簡単に死ぬんだ、と呆れています。彼にとって、家族なんてどうでもよくて、ただ自分の気分を害する存在でしかなく、ぼくちゃん悲しいから死んじゃお、みたいなノリで死んだな、思っています。カウンセリングの先生以外、外では決して言えませんが、夫は無駄死にです。こどもたちと楽しく生きていきたい、こどもの幸せが私の希望です。時々夫に引っ張られそうになるので、その時は急いでつうこさんのブログを読みにきますね。とり急ぎお礼まで。

ーとびこさんコメントー

こんにちは。ブログ何度も読ませていただいています。
モラハラ夫が自死した、りぼん(飼い猫の名前)
と申します。調停を申し立て、あと1か月で初の調停が始まるタイミングでした。寝たきりだった義父も亡くなり、親族から吊し上げられまくった49日でした。今日で50日、手続きは全然終わらないし、毎日途方にくれています。
直後からつうこさんのブログに励まされてきました。自死は妻の責任ではないと言うスタンスを取ることができたのはつうこさんのおかげ様です。つうこさんにであわなかったら、自身のモラハラ行為を、死を以てお詫びします、と死んで行った夫への罪悪感で潰されていたと思います。
こどもと3人で、もう何も壊されることのない、平和な暮らしを取り戻しています。夫が死去してから通算5分も泣いていません。気持ち悪い親族はいずれ時期を見て関係終了届を役所に出すつもりです。
これでコロナ禍が終わったら言うこと無しです。そうは言ってもこどもはケアを続けるべきと考えています。今日はこども用の自死遺族の集まりにいくかどうか、話を聞きに行くため、朝からブログにお邪魔しました。私は生きて生きて生き抜いて、天寿を全うします。
つうこさん、生きる力を授かる文章をありがとうございます。

ーりぼんさんコメントー

手続きや、夫の親戚への対応、お疲れ様です。大変でしたね。モラハラから逃れるため、調停を申し立てるところからすでに、あれこれやることがあって忙しかったと思います。もうビクビクドキドキ怯えながら焦りながら生きていかなくていいので、ご自身のペースでゆっくり進めて下さいね。

モラハラをしていた人が自殺したのは、モラハラを受けていた人のせいではありません。

書いてみると当たり前のことですね。でも、モラハラを受けていた人は、ただでさえ自分が悪いと思うようになっているから、さらに自分を追いつめてしまうと思います。私のブログで心の整理がつきやすくなったのなら嬉しいです。私自身、弁護士やカウンセラーのブログ、リアルでも相談員や役所の担当者の方にすごく救われました。

返信をするにあたり、このコロナ禍の状況で、変に検索に引っ掛かりやすくなり、モラ夫と思われる人からコメントがきたらどうしようと少し怖気づいていました。また、ちょうど22歳のプロレスラーの女の子が痛ましい最期を遂げたばかりです。ちょっと気を付けなければいけないキーワードです。

自殺をした人については、理由も違うし、環境や状況も違うので、絶対にひとくくりにしてはいけないと思います。ただ、少なくともモラハラをしていた本人がした場合、残された方はどうしても「は?」「やってくれたな」という感覚を持ってしまうと思います。これは経験しないとわからないと思うんですが、どうしても、コメントにもあったように自分がかわいそうで死んじゃうとか、死をもってお詫びというのが嫌味のような、あてつけの死だって直感的に思ってしまいます。

これはあまり他人には言えない考えです。『普通』はそんなこと思ってはいけない、不謹慎、彼もすごく悩んだはず、正常な考えができないほど辛かったんだ…。『普通』ならそうでしょう。私のブログのコメントでも、おそらくはモラ夫であろう人に「あなたは地獄に落ちる」だの「家族を愛していたから辛かったんだ」だの散々に言われました。

全く知りもしない人に、彼は家族を愛していたと言われても、全然ピンときません。私のブログのどこからその状況を想像したのかもわかりません。あげくに、夫がついた嘘の「つうこは春に帰ってくる」というのを、私が嘘をついたことになっていました。ひどい人だと非難されましたが、モラ夫の脳内変換にはほとほと参ります。

そんなわけで、自死遺族でありながら悲しめない、同情されても罵倒されても困ってしまう、微妙な立場の私たちの、なんというか本音を吐ける場を提供できていればいいなと思います。ゆっくりでも前へ。ふとした時に、否定されてきた生活を思い出してしまうけど、なんだかむなしい気持ちに襲われる時もあるけれど、子供の成長を楽しみに、私もりぼんさん同様、『生きて生きて生き抜いて』いこうと思っています!

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コメント

  1. ストロング母 より:

    つうこさん、お久しぶりです。
    そしてとびこさん、りぼんさん、はじめまして!
    ストロング母と申します。
    私の場合は、微モラ夫が単身赴任決定でモラ全開に→半年で不倫騒動→こちらから慰謝料請求→話が通じなさすぎて離婚調停→4ヶ月後に夫自殺
    という感じです。

    同じ気持ちの方がいて嬉しいです…!!
    こんな簡単に死ぬんだ、無駄死にだよね
    も、
    天寿を全うするまで生きて生きて生き抜く
    も、
    やってくれたな
    も。全部思いました。
    薄情だとかっていうわけじゃないと思うんです。悼む気持ちはありますし、残念だし。
    死ねばいいのにと思っていたわけじゃない。
    寂しいとは思わないけど。
    人にはなかなか言いづらいですし、また、同じ経験をした人でなければ全てはわかってももらえないだろうと思います。

    カウンセラーの先生に言われました、
    「一人の大人が自分で判断した事だから」
    と。すごく楽になりました。
    とはいえ丸2年少したった今でも、しんどい時はしんどいです。
    そんな時は無理して自分の気持ちに抗わないようにしています。
    過去に起こった、辛い大きな出来事を思い出す時って、自分の中で気持ちの整理がある程度ついて、それを受け入れる態勢ができつつある証拠なんですって。
    いつまでも思い出して情けないとか、私はクヨクヨして駄目だとか、そういう風には考えなくていいんですって。
    むしろ立ち向かう強さがあるから思い出せる、と考えていいそうですよ。

    無理せずに、自分を労って慈しんで、日々を大切に生きてゆきたいです。

    皆さんもどうぞ無理はなさらず、ご自愛下さいね。母親が無理してるのを、子供は見たくないはずです。しんどい時は家事なんてサボりましょう、ちょっとサボっても、なんとでもなります!
    不出来を責め立てる夫はもういないんです。どうぞ安心してサボってください

    長文失礼いたしました。

    • つうこ より:

      ストロング母さん、お久しぶりです(^-^)
      連絡ありがとうございます!
      そうなんです。被害に気付かないうちはもちろん、自分は暴力を受けていると知ってからも、とても死ねばいいのになんて思えませんでした。すごく悩んで、なんとかしようとして、でも無理ってわかって…。そんな、私の葛藤を飛び越して、あー簡単に死を選んじゃうんだって気持ちになりました。

      カウンセラーの先生のお話、とても参考になります。思い出せるというのは、準備ができてきたっていう考え方、なるほど!って感じです。

      本当に皆さん!
      お母さんが無理すると、子供にも負担かかります。ピリピリしますからね。別居などで離れられた方は少し肩の力を抜いて、まだ同居している方は、どうか自分まで自分を責めるのはやめて、なんとかのんびり「いい加減」でいきたいですね。

  2.  りぼん より:

    つうこさんありがとうございます。ストロング母さん、私もストロングになりたいりぼんです。
    毎朝夕に線香あげて、お花の水を取り替えて、でも、そうじゃない、感じ。この感じが分かるのは経験者だけなのかもしれませんね。まさに微妙な感じです。
    このところ、良いことも悪いことも何でも彼のことを急速に忘れつつあります。それにしたがって普通に眠れて食べれて、今年に入って10キロ痩せて4キロ戻ったのでこれ以上太らないように気をつける、そんな自死遺族で良いのかと苦笑いです。
    これからもつうこさんのブログは何度も読み返すと思っています。よろしくお願いいたします。

    • つうこ より:

      りぼんさん、すぐに返信くれたのに、遅くなってすみません!
      ちゃんと眠れて、ちゃんと食べられる。それでいいんですよ(^-^)
      なんだかなぁって思う気持ち、分かる気がします。夫のしたことに対しては、悲しむこともなく、喜ぶこともなく、私は「無」なんです。今でも子供たちを連れて義父母の家に行くことがあり、やはり仏壇に手を合わせるんですが、なんか違う感あります。

      まだまだこれから、気持ちの浮き沈みはあると思うんですが、また見に来て下さいね。更新なかなか進んでませんが(>_<)

  3. りぼん より:

    こんばんは。天気のせいかコロナのせいか、気持ちが落ちまくっています。我ながらまずいな、と思いブログを読み返しに来ました。夫の死に場所を特定するという暗い作業をこんな時間にできる位、逆説的に回復しているのかもしれません。場所取り写真を見たことで、自殺直後の烈火のごとき怒りが蘇ってきました。
    以前は遺影のある部屋にいるのも怖かったですが、仮納骨をして、こどもが遺影の上から一周忌を迎えた有名人の写真を貼り付けると言う暴挙に出たら、ちょっと楽になりました。こどもが受けた悲しみや苦しみを思えば遺影位何だよ、youやっちゃいなょ!と言いたいです。
    わたしにはまだまだつうこさんのブログが必要です。また寄らせてくださいませ。

    • つうこ より:

      りぼんさん、こんにちは!
      返事が大変遅くなりすみません(>_<) 返信代わりに記事を書きました。別にりぼんさんから問い合わせがあったわけではないので、コメントを読んで私がとりとめなく思ったことを書きましたが、良かったら読んでさい。