モラハラチェックは難しい

当てはまる、当てはまらない

前回の記事のコメントにモラハラチェックの話があったので、思ったことを。

別記事『モラハラチェックを繰り返していませんか』にも書きましたが、モラハラチェックに振り回されてはいけません。

モラハラチェックシートはとてもありがたいものです。私はこのおかげで自分がモラハラ被害者かもという気づきを得ました。一方、様々なチェックをすることで、迷いが生じたのも事実です。

私の完全な個人的意見ですが、モラハラチェックをして「ほら、夫はモラハラしているのよ」と堂々と言えるような人はモラハラ被害者ではないのかなと。逆に、「これは当てはまらない、これも違う。モラハラじゃないのかな」って悩む人が実際に被害者なのかなって思います。

実際にモラハラ的な行動をされていても、支配されていなければそれは「モラハラ」ではないのかなと思います。なので、どちらかといえば被害者チェックリストの方がわかりやすいかもしれません。

私が特に当てはまったなというのを、一部引用します。

モラハラ行為のチェックリストだけでは判断がつかない場合でも、被害者のためのチェックリストであてはまることが多いなら、あなたはモラハラ被害者である可能性が高くなります。

□ 夫が何を考えているかを読み取ろうとすることにつねにエネルギーを使う

□ 自分の言動に対する夫の反応を先読みし、不測の事態に備えようとする。そのために結局、何もできなかったりする

□夫の帰宅時間が近づくと緊張し、友人との電話をあわてて切り上げたり、子どもがさっさと片づけをしないと厳しく叱ってしまう

ー「モラル・ハラスメント」のすべて、講談社、P36-

え?よそのウチは違うの?みんなこう思っているんじゃないの?って思いましたよ。

夫目線でなく、自分目線で

私たちは、夫から受けるモラハラを過小評価しがちです。「たいしたことない」「もっと大変な人はいっぱいいる」「殴られたわけじゃない」全く自分を大切にしていません。自分軸じゃないです。

先日、『夫からのモラル・ハラスメント』という本を読みました。この話はまた次回に書こうと思いますが、とても良かったです。その中にあった一文です。

「夫がモラ夫かどうか」を探るよりも、「自分が傷ついたかどうか」に目を向けてほしいということ。夫がモラ夫であるという証拠探しをするのではなく、「私」を主語にして考えてほしい。

ー「夫からのモラル・ハラスメント」まっち~ 河出書房新社、P73ー

「モラハラ」という言葉に出会い、まず一番悩んだのが、夫のしている事はモラハラなのかという部分でした。だからこそ、モラハラチェックの話を早めに記事にしました。ハッキリ言ってしまえば、それを正確に判断するのは誰にもできません。本人がそれを疑って、病院でも受診してくれないと。それでさえどうでしょう。

私はまだ大丈夫。夫が機嫌悪いくらいで離婚なんて大げさ。もとは他人同士なんだもん、多少の我慢は必要。

自分の中の一般常識・世間一般の考えが頭の中に響くと思います。でも、そう思っても辛かったから、私のブログにまでたどり着いたんだと思います。自分の感覚を信じてください。

相談窓口に行ったからといって、絶対離婚しなければいけないわけではありません。(当たり前ですが(^^;)自分は今こういう状況です、と第三者に話すことは、冷静に考えるためにも必要だと思います。それからまたゆっくり考えてもいいのではないでしょうか。

このページで紹介した本

スポンサーリンク
レクタングル(大)
レクタングル(大)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
レクタングル(大)

コメント

  1. あやみ より:

    つうこさん、こんにちは。
    昨日、市役所の中の相談窓口へ行ってきました。約1時間今までの事、これからの事、相談してきました。担当の方は「実は、子供が中3で受験控えてて、逃げたくても学校変えるのは今の時期的に踏み出せなく…。って方が、あやみさん以外にこの1ヶ月の間に3件相談にみえて…。中3、確かに難しいですね。タイミング考えないと…」と言われました。多いですね…。行ったついでに離婚不受理届を出してきました。市役所の担当の方に、転居先の市役所の方へ、相談に行ってもまだそこの市民じゃないから受け付けてくれないと言われましたが、そうなんですかね?後、住所変更はお勧めしない、閲覧制限も出来ないと言われましたが…私の調べたのと違うので、これはまた確認してみようと思います。
    2人担当の方がいて、もう1人の方は「辛いでしょうがタイミングをよくみてですね。私達はあくまでも第三者として相談に乗るだけなので…。別居して、取れるだけ取りましょう。その為にも弁護士さんに相談することをお勧めします!何回か無料だったりするので上手く利用して下さい。相談ならまたいつでも受け付けてますので…」と言われました。
    少しずつ進めてはいますが、閲覧制限出来ないとか調べたことと違うこと言われると不安になりますね。

    • つうこ より:

      あやみさん、お疲れ様です。
      実際に動いている方のコメントは、みなさんも参考になると思います。
      逃げ出したい方が、直近に3件もなんて。悲しいですね。
      閲覧制限はなぜですかね。あやみさんは、支援機関にも警察にも相談しているから問題なさそうですが。ただ、変更自体お勧めしないというのは、何か訳があるのかもしれませんね。私の持っている本にも、あえて住所は異動せず、転校手続き・福祉サービスなど受けるという案も載っていました。お時間は取られてしまいますが、何度も相談して不安解消につながればいいですね。
      「そこの市民じゃないから受け付けてくれない」というのはある意味事実で、私も「実際に転居してからですね」とは言われましたが、やはり一度でもお話しておくと、脱出する時の安心感が違います。そもそも相談機関からの提案でしたが。少なくとも、何からやればいいんだろうと途方に暮れることがなくなりますよね(^^;

  2. あやみ より:

    つうこさん、その後、また参画の方へ電話して確認しました。市役所の担当の方に言われた事が違い過ぎて…と。やはり私の状況だと、住所変更もした方がいいし、閲覧制限も出来るとの事でした。どうやら市役所の方の情報は古いらしく…。わざわざ行ったのに古い情報で…と謝られました。一安心しました。
    子育て総合相談というところにも相談した方がいいみたいですが…夏休み開けてからにしようと思います。
    日記も欠かさず書いてます。会話なしなので、無視と書くことが多いですが、その日の態度や、子供達に話した内容などを出来るだけ細かく書いてます。ケガした時の診断書は取れなかったけど、領収書は取っといてある。と市役所の人に話したら、「それだけでも大丈夫」と言われたので、張り付けました。携帯代も私に払うよう仕向けてきたので(ファミリー割引で旦那の口座から落とされる筈なのに)、払って領収書張り付けました。
    日記を書いてて、初めは「証拠集め!」と思っていましたが、今は書くと「これでまた離婚に近づいた。やっぱり最低な人…」と気持ちの確認や、ムカつく事への落ち着かせる方法になってきました。

    転居先の市役所の方へは、いつ頃実家へ戻るか決まったら行ってみようと思います。

  3. あやみ より:

    先程、壁に穴が空きました。旦那が「俺の部屋のドア誰が閉めた❗」と私がいる寝室のドアをバーン❗と開けたんです。私が「何?何事?」と聞くと「てめぇか?」って。「知らないけど…」って聞くと犯人探し。長男は下のリビングで勉強。長女は2階寝室隣の部屋。次女は2階トイレ。長女と次女が寝室に来て、私と寝ようとしてる所へまた戻ってきた旦那…「で?誰なんだよ❗」と怒鳴る。「ドア閉めたの誰か知ってどうするの?」と聞くと「閉めるなと注意する」って。すると長女が「私だけど」と。「閉めんじゃねぇよ❗」と怒鳴る旦那…。「何で閉めちゃいけないの?」と聞くと「は?何で閉めるの?」と質問に質問で返してきました。「昼間は私閉めるよ。臭いから。」と言いました。「あ?何臭いんだよ?」「え?ビールの臭いに色々な食べ物の臭い…とにかく臭い」と私が言い返すと「閉めんな!暑いから」と旦那。「じゃー臭いのどうにかして」と私の言葉は無視。
    壁に穴が空いたから直してね。も無視。
    旦那が俺の部屋と言ってる部屋は、元はピアノの部屋で、ピアノの練習以外は閉めてました。ある日突然、ピアノの部屋を俺の部屋に模様替えして今は家庭内別居状態。私の父に買って貰ったソファも私に一切断りなく勝手にリビングから運びました。
    旦那が〈俺の部屋〉に戻ってから私と長女は震えが暫く止まりませんでした。次女は泣きました。辛くて…私の父にも電話しておきました。長男が受験生じゃなければ…。塾や学校の事が…。いつまで堪えられるか…来年まで堪える自信がないです。

    • つうこ より:

      一晩明けて、少し落ち着きましたか?
      どうしてドアごときで、一番近くて大切なはずの家族を怖がらせるのでしょう。あやみさんもお子さんたちも辛かったですね。
      ご長男の意見はどんな感じですか?受験といっても、別の市に移るという事は、そのへんも考えての進路選択?それともまだ別居予定は話していない感じですか?我慢していいレベルなのか(肋骨も折られたことがあるし)、期限を決めれば、なんとか持ちこたえられるのか。

      閲覧制限の件ははっきりして良かったですね。日記も頑張っていますね。でも、いくら日記で冷静になれると言っても限度がありますよね。落ち着かせている以上にモラハラが来たらと思うと心配です。受験はもちろん大事なんですけど、それ以上に危険がないか。心身ともに。他人は責任ないから言えるっていうのもあるんですが。

  4. あやみ より:

    つうこさん、もう旦那は私達の事を大切とは思ってないです。だからモラハラなんです。モラハラだから大切に思えないのか分かりませんが…。 長男は「修学旅行に行きたい。皆と卒業したい。」と言っています。でも「家にいるのが嫌だなと思う時は多々ある。一番いいのはアイツ(夫)が出てけばいいのに」とも言っています。進路は実家から通える範囲で考えてます。別居の話は子供達にしています。実家の裏に従兄弟のアパートあるので暫くは実家で、その後裏へと思ってます。別居自体は子供達に話し了解貰いましたが、問題は時期です。長男は進学してしまえば問題はあまりないですが、長女は転校したくない‼と言っているので、暫く様子見です。次女は転校していいけど、来年のピアノの発表会(5月)に出たいと。なので取り敢えず長く待っても来年の夏休み…昼逃げかな…と。そんなに我慢出来るのか、それまで無事でいられるのか、不安ですが。

    閲覧制限ホッとしました。
    確かにモラハラ夫にビクビク&イライラしながらの勉強は厳しいです。本当に息子が可哀想に思う時があります。只でさえ多感な時期なのに…。今日も息子は昨日から休みらしいモラハラ夫にイライラしてて、私が仕事から帰ったら「ねぇ」と色々言ってました。一通り聞いてから「イライラするの凄い分かる!けど今は勉強に集中して。アイツのせいでイライラして時間無駄にする事がムカツクよ!そう思わない?」と話したら、少しして「そうかも…」と少し考え方を変えつつあるかな…と思います。何しろ今の時期、普段以上にピリピリしてるし、ちょっとマイナス思考になったりとかあるので、出来るだけプラスに…と意識しました

    難しいです‼もう考えるのイヤになります。自分の考えだけでは動けないから…。

    モラハラだから夫は昨日も今日も休みでした。(私は朝から仕事でしたが)いつまで夫が休みなのか知りませんが、朝から晩まで俺の部屋に籠りゲーム三昧&お酒三昧らしいです。子供達は子供達で楽しく過ごしてたみたいですが…夫の存在自体がストレスみたいで、私が帰ると順番にクレームの嵐です。
    (長文でスミマセン)

    • つうこ より:

      お子さんたち、別居を了解しているとのこと、良かったです。逆にそれだけひどいモラハラなんでしょうけど…。
      転校は進んでしたい子はいないと思うので、もう母の信念だけですよね。
      でも、改めて過去の分からコメント読ませてもらうと、確実に前に進んでいますよね。モラ夫とも心理的にきちんと距離が取れて(感情的に辛いことはあるけど)、子供もそれをわかってるから愚痴を言えるんだろうし。兄弟仲良さそうです。あやみさん、頑張っていますね。
      「俺の部屋」が「俺だけしかいない家」になる日は必ず来ますから。あと1年。長いようでも必ず来ますから。
      でも一気にエスカレートして命の危機を感じたら、何もかも置いていっても子供と実家に避難してくださいね!