次男のこと

別居後に診断される

続けてコメントいただいたので、2回に分けてお答えします。内容はつながっています。まず、『答えは自分の中』のコメントから。

(略)…なぜなら私の次男も自閉症スペクトラムと最近診断されたからです。以前から育てにくさがあり余裕がないとイライラしてしまう自分がいて離婚して三人育てる決心がつかない理由の一つでもあります。

つうこさんは発達障がいとわかった後も離婚の意思は変わらなかったですか?
実際一人で三人の子育てどんな工夫されてますか?心の保ち方などよかったらアドバイス下さい。

-裕子さんコメントよりー

 

答えを言います。「私の次男が自閉スペクトラム症と診断されたのは約2年前なので、別居時はまだ発達障害だとわからなかった」です。なんかずっこけちゃいますよね。

 

診断のきっかけは、不登校です。そして、チックがひどくなったことです。以前の記事で、学校行き渋りやチックは、子供からのSOSと書きました。別居することで、次男の症状は治まり、たまに行き渋ることはありましたが、基本元気に通い、遊んでいました。その約4年後、5年生の冬に足を痛めたのをきっかけに、学校へ行けなくなりました

 

悩みました。夫婦の問題で出た症状と思っていましたが、私一人でも出てしまった。私の子育ての方法が間違っていたのか…。しばらくは、無理やりにでも学校へ行かそうと必死でした。母子家庭ということで、余計に、子供はちゃんと育てなきゃというのが頭にありました。次男を直接見るのではなく、自分の面子を優先してしまいました。(もちろん、無理やりでも行ってしまえば、友達と遊ぶ約束して帰ってくるくらい、普通に戻るという経験もあってなんですが)

 

2週間ぐらい経ったころ、いよいよ次男は固まって動けなくなってしまいました。そこで我に返りました。教育センターの相談窓口に連絡し、面談をし、子供本人を優先にと気持ちを切り替え、試行錯誤し、病院を受診し、そんなこんなで半年以上たって診断が下りました。

診断内容

次男は1800グラムという低出生体重児で、心臓などにも先天的な疾患を抱えていました。入院・手術も数回経験しました。日常生活を送るのは全然問題なく過ごしています。ただ、小さく生まれた子というのは、脳にMRIではわからないくらい小さい傷(ダメージ)を負っていることが多いらしく、それで自閉スペクトラム症という診断になりました。

 

次男のような特性を持っている子は、自分と他人は違う生き物だという、他者への意識が生まれるのが10歳前後だそうです。(定型の子は5,6歳)そこで急に対人恐怖症になってしまうことが多いそうです。また、その特性が薄い子の方が、不登校などになってしまうそうです。

 

次男の場合、社会性は身についていたため、「学校には行かないといけない」という気持ちと、不安が強くて行けないという気持ちの中、家では荒れて、攻撃性が強くなりました。妹に対して、近くの壁に物を投げて笑ったり、物欲が強くなり、「ゲームが欲しい」と何十分も言い続けたり。夫の姿とかぶったり、終わらないおねだり、偉そうな態度に、私自身、精神的におかしくなりそうでした。

 

発達障害といっても、一口で言い表せないし、全く接したことがない人には伝わりづらいし、逆に少し知識があるゆえに、同じ境遇の人を傷つける発言をしてしまうかもしれません。あくまで、私の次男は、こんな感じです。今現在は、攻撃性はなくなり、チックも出なくなり、部屋にこもりきりでもなく、家族とも笑って過ごしています。

『当事者意識の無さ』に続く

 

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