子供をえこひいきする。一人だけ攻撃する。

私には3人の子供がいます。同じように育てていても、性格も考え方も違います。それぞれ良いところも悪いところもあって、それぞれかわいいです。でも、夫は違うようでした。

何かにつけて、長男をのけ者にしようとする

旅行の計画を立てていた時です。まず「旅行に行ってカヌーに乗りたい人ー!」と言って、子供たちに手を上げさせます。そして「あーでもカヌーは2人乗りだから、だれか余っちゃうなぁ」と始まります。「ママちゃんは○○ちゃん(3歳の娘)と一緒でしょ。○○(次男)もまだ小さいから、俺と一緒だ。じゃあ○○(長男)は乗れねえな。」と楽しそうに言います。

ショッピングモールへ買い物に行く時なども、こういう流れで長男を留守番させるような事をよく言っていました。手を上げさせて、ダメだと言うのです。本気で留守番させようとは思っていません。ただのイジメなんです。

もちろん最初は私も「行けるでしょ。」とか「何言ってるの。」とか庇っていました。夫がお仕置きで縁側に出した時も、「もういいじゃん。」と家に入れようとしました。でも、私が長男の味方になると面白くないらしく、私に向かって何十倍も言い返してきたり、もっと怒ってお仕置きの時間が長引いたりと余計にひどくなってしまい、どうすればよいのかわかりませんでした。

『お母さんに暴力が向けられると、子供はさらに傷つく』

女性サポートセンターに子供への暴力の相談をしました。子供を助けようと思うと火に油になってしまうと。その際にもらったアドバイスです。

『お母さんが自分を助けたことにより、お父さんの暴力がお母さんに向けられると、子供は自分のせいだと思ってしまう。二重・三重に傷ついてしまう。その時はとにかく収まるのを待ち、後で子供に「あなたは悪くない。悪いのはお父さんだ」と教え続けるのが大事』

それを聞いて涙が止まりませんでした。子供に対して申し訳なくてしょうがありませんでした。なんて情けない母親だろうと思いました。

『夫はなぜ暴力を振るうのかを考えて下さい。それは支配するためです。妻が良かれと思ってすることも、夫にとっては暴力を振るう材料になるだけです。』

9歳だった長男は、夫の顔色をうかがうようになっていました。夫が何か発言を求めると、あからさまに私と夫の顔をチラチラ見ながら、言葉を選んで話そうとしていました。私と一緒です。お父さんになんと答えを返すのが正解なのか考えていたのでしょう。

直接的な暴力をあまり受けなかった7歳の次男は、まだ無邪気でした。でも、あのまま長男をのけ者にしている様子を見せ続けたら、そのうち私や兄を馬鹿にする子供になっていたと思います。そうやって、モラ夫は家族への支配をコントロールしていくんだと思います。

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