「あそこは母子家庭だから」って言われたくなかった

一番ストレスを感じるもの

前回、『私のストレス解消法』をご紹介しましたが、ストレスの原因を考えてみます。

私の場合、別居直後よりも、一通り手続きなど終わり、仕事も決まり、なんとか日常を取り戻しつつある頃からストレスを「感じ」始めました。

家事に仕事に忙しいのはもちろんなんですが、子供にイライラしてしまうことがよくありました。食べ終わった後、食器を流しに持ってこない、宿題しない、友達と遊んで部屋がぐちゃぐちゃ…。片づけても、片づけても狭い部屋は散らかり、テレビやゲームばかりの子供たちにガミガミ注意することが増えました。

怒鳴って言う事をきかせようとしてしまう事が増え、私がモラハラだったの?と悩んでしまいました。逆に、次男がモラ夫のような発言を妹にすることがあり、もう手遅れだったの?と自分のあれこれを後悔することもありました。身体的な疲れよりも、あれこれ悩んでいる精神的な疲れの方が、より一層疲れを感じます。回復しないというか。

母子家庭になったことで、余計に、ちゃんとしなきゃ、させなきゃって思っていたんだと思います。「あそこの家はシングルマザーだから」って言われたくないっていう気持ちがありました。たぶん、夫やその両親にも、悪いところは見せられないっていうのもあったと思います。「だから女一人なんて無理なんだ」って言われたくないって。

そういう、人目を気にしての”しつけ”だったと思います。でも、今思えば、そんなに必死にならなくてよかったんだよなって思います。親が子供の行動を指図したり、無理やりやめさせようとしても、意味なかったなぁって思っています。別居から4年以上経ちましたが、子供ってちゃんと成長します。

お母さんは笑顔で(耳にタコだと思いますが)

『「いつも忙しい」がなくなる心の習慣』という本があります。本のそでには「あれもやらなくちゃ、これもやらなくちゃ」「あれも終わっていない、これも終わっていない」頭の中がいっぱいのあなたへと書いてあります。

小さな子どもの育児と仕事の両立などというとき。こんなときには、「とにかく毎日生き延びる」というところに限界を設定したほうがよいでしょう。それ以外の課題は一切自分に求めないのです。・・・ただ生き延びているだけで「自分は今すべきことを全部やっている」と自分を満足させることが必要な時期です。

ー『「いつも忙しい」がなくなる心の習慣』水島弘子 p185-

自分が忙しく、そんな時ほど子供の行動が目に付いて、あれこれ注意したり、アドバイスしたりしてしまいます。でも、もっとドーンと構えて「家族みんな笑顔なら、それでいい」くらいの気持ちでいた方が、結果的に物事がスムーズに回ります。

引用した中の「全部やっている」という言葉は、おまじないのようです。アップアップしてきたり、イライラむかむかしてきた時は、いや、私はやること全部やってるんだ。大丈夫ヽ(^o^)丿とリセットします。

親はなくとも子は育つ。下手な声掛け、百害あって一利なし。いろいろありまして、頭だけでなく心にもしっくりくるようになった、今日この頃です。

この記事で紹介した本

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コメント

  1. みゆ より:

    つうこさんこんばんは。みゆです。
    まさにその通り、私も同じ様に思っていたのでびっくりしました。
    子どもたちがだらだらテレビ見たり、片付けしなく怒鳴ったりした時、子どもが泣く姿を見て、「旦那だけじゃなくて私もモラハラなのかも…私は間違っていたんだ…」と、落ち込んでいました。
    両親から子どものしつけのことで意見されたり、他人の子どもとうちの子どもたちを比べられたり…。その度に悔しくて、甘やかしてたんだと、きつく子どもたちを叱っていました。
    子どもたちが周りの人から後ろ指指されないように、シングルマザーだからと言われないように…と、気が張っていました。
    そうですね。私が笑って楽しくしていないと、子どもたちは不安になりますよね。
    やはり、気持ちのコントロールなんだな…。つうこさん、ありがとうございました。

    • つうこ より:

      みゆさん、こんばんは。
      ですよね!絶対そうだと思ったんです。物理的にももちろん忙しいんですが、みゆさんのヘトヘトな感じは、私と同じようなことで疲れているんじゃないかなって思って。
      なので、とりあえず急いで続きの記事を書きました。本当は、そんなに一生懸命やろうとしなくても大丈夫って思えた具体的な出来事など織り交ぜるつもりでしたが、グダグダでまとまらなくなりやめました。
      また、少しづつ書いていきますね。ちゃんと良い子に育ちますよ。安心できる、ホッとできる場所があれば、子供たちは勝手に成長しますよ~。って、何歳かわからないのですが、エラそうに言ってしまいました(^^;いーの、いーの。比べるのってとても失礼です。気にしなくていいと思います。

  2. yome より:

    つうこさんこんにちは。yomeです。
    私は大企業で責任のある地位についており、仕事は忙しく、子供は週6日保育園の営業時間内目いっぱい保育園で過ごすという時間に追われる日々です。
    それでも母子共に気持ちは穏やかで、毎日楽しく明るく過ごしています。
    子供は身の回りのことや学習は率先してやるし、スポーツや音楽も楽しんでおり、上達も早いです。
    そんな我が家が実際に言われたのは「シングルマザーのくせに」と「母子家庭の子とは遊ばせたくない」です。
    どちらも以前通っていた保育園のママから言われました。
    ちゃんと躾がされていて思いやりがあって何やらせてもそこそこ優秀な子供に育っていても、悲壮感なく明るく過ごしていても、言う人はいます。
    子供がちょっとした粗相をすれば「あそこは母子家庭だから」、
    子供が小ぎれいな格好をして楽しそうに習い事に通っていたら「母子家庭のくせに」、
    〇〇君が奇声を上げてうちの子供を殴っていたら「〇〇がおかしくなるのは母子家庭の子が相手だからよ、もう一緒には遊べない」

    誰かのストレスのはけ口にしやすい「シングルマザー」「母子家庭」。
    自分の心の持ちようでどうにかなるストレス以外のものも今後増えるのかとも思います。
    価値観の違い、育った環境や経験の違いだと割切るしかないのかもしれません。
    すごく難して、未だ割切れていませんけどね。

    • つうこ より:

      yomeさん、コメントありがとうございます。
      嫌な思いされましたね。「はぁ?」って思っちゃいますよね、そんなこと言われたら。難しい。割り切ろうと思っても、やっぱり心はザワザワ、嫌な気持ちになりますよね。
      私のここ最近身につけたワザが、「かわいそうな人なんだ」です。超上から目線ですけど(^^♪

      でもyomeさんが、お子さんと穏やかに楽しく過ごしている、それ以上に幸せなことないと思います。正直、そんな悪口言う母親に育てられた子供の将来が心配ですわ~。