長男夫婦は同居すべし
モラハラを知り、1ヶ月くらいの頃です。一緒に出掛けた車の中、こんな会話がありました。
夫の先輩の話です。長男なんですが、結婚して実家から1時間くらいのところに家を買い、小学生のお子さんがいるそうです。職場は実家の近くです。この先輩の奥さんの事を「そういうのどうなの?」と始まりました。
夫「嫁はうまくやったって思ってんだろうな。世間一般とか男を立てるとか、どう考えてるんだろうね~。薄汚ねぇと思うよ。女が強いのか、男がだらしねぇのか」
それを聞いて私は、女の人だって色々考えとか思いがあるとか、世間一般の考えがもう変わってきているとか、夫婦の中の事はわからないと言いました。
夫「まぁ確かにダンナの方が自分の親がイヤっていうのもあるからな。それでも女の方からそれじゃダメ、同居しようみたいに言い出さないと」
私、一瞬絶句!
私「それはなかなか切り出す事ないんじゃないの?」
夫「そんなことねーだろ。できた人なら…云々」…続く
夫がこんなにハッキリ男尊女卑の考えを口にしたのは初めてだったかもしれません。もちろん、私に投げかける言葉にそういう考えが反映されていましたが、どちらかというと定型文というか、よくある暴言を使い回していた感じです。
それが、ここまできちんと(?)、芯からこういう考えだとは思っていませんでした。
男を見る目がないというのは簡単だけど
モラハラは結婚、妊娠または出産を機に始まると言われています。私の場合は、3人目を出産した後に明らかなモラハラが増えました。その前からもあったけれど、追い詰められるほどではなかったです。
もうこいつは逃げないと思ったら始まると言いますが、確かに、敷地内同居で家を買い、子供3人いたら逃げられない。
私が同居を決めたのは、長男が7か月の頃でした。ちょうど住んでいたアパートの更新日が近づいていて、夫がとても下手に出て相談されました。何回か義実家へも遊びに行っていて、特に義父が可愛がってくれました。高齢だったのもあり、同居を決めました。
その時の夫の態度と、今の夫の発言のギャップにびっくりしました。同時に、これが豹変ってことなんだなと妙に納得しました。
男を見る目がないというのは簡単だけど、難しいです。10年近くも『女は男を立てるもの、同居しない女は薄汚い』という考え持っていることを表に出さなかったのです。付き合っている段階で、こういう発言がたびたび出れば考えると思いますが、違いますよね。むしろ周りからうらやましがられたり、「なんて優しいんだろう」と思うようなことをしたりだと思います。
だからこそ、モラハラが始まっても、自分が悪い、夫を怒らせてしまったと責めてしまうんだと思います。でも実際はモラハラしている夫が本来の姿。
我が家の子供たちには同じような目に遭ってほしくない。でも、どうすればその前のちょっとしたことで気づけるんだろう。おかしいと思う頃じゃ遅いと思うんです。ブログを書きながら、考えています。