妻の病気は妻のせい、夫の病気も妻のせい

妻の病気で不機嫌に

手洗い、うがいをしっかりしていても、風邪を引いてしまうことってありますよね。夫に迷惑をかけないように、夕食はしっかり作り、後片付けもして、子供3人をお風呂に入れ、あとは寝るだけという状態にしても、結局は嫌味を言われてしまいます。

  • 「よその奥さんはまだ起きてるぞ」
  • 「お母さんっていうのは病気にならないものなのに、お前はほんと線が弱いんだよ」
  • 「自己管理がなってねーんだよ」

生理痛で少し腰を曲げていると、

  • 「甘えてるんじゃないの?」
  • 「女の武器を使っている」

別に寝込んでいたわけでも、痛いとアピールしたわけでもないんです。ただ少し曲げた方が楽だったからしていただけです。それだけでこの言われよう…。

それでいて自分が体調悪いときは、大げさにアピールしてきます。(モラ夫あるある?)

  • 心配して大丈夫か聞けば、「放っておいてくれ」
  • 何も聞かずにスルーすれば「妻の管理がなってないからだ」

私の病気は自己管理がなってなくて、夫の病気は私の管理がなっていない。だそうです。

私の年一回の健康診断の結果が返ってきた時のことです。貧血で再検査になっていました。夫にそれを話すと「ママは気にしすぎなんだよ」「いいよ、行かねーで」と言われました。私も自分の身体のことなのに、何をいちいち確認とっていたのだろうと今は思います。

その数ヶ月後、夫が人間ドックへ行くので、私も一緒に受診することになりました。その日のうちに結果が出るので、夫婦で話を聞きました。私の貧血はさらにひどくなり、婦人科での受診を勧められました。すると夫はとても心配そうに気遣うセリフをはいたのです。

(この前と全然態度が違う…。)

今思えば、第3者がいたからなんですね。人間ドックの先生の前では、優しい夫を演じていました。モラハラをまだ知らなかった私は、素直に「これで病院に行ける」と思いました。

今、体の不調はありませんか?

モラル・ハラスメントを受け続けていると心身に影響が出てきます。

眠れない、心臓がドキドキする、体の一部がしびれる、…頭痛、吐き気、疲れやすい、息苦しい、めまい、貧血、発熱、神経性脱毛…別に大きなストレスが生じるような出来事もないのだけれどなぁと、あなた自身、首を傾げるかもしれません。

-『Q&Aモラル・ハラスメント』明石書店 72P-

私もこのへんがほぼ当てはまっていました。なのに夫のモラハラのせいとは思っていませんでした。本当に不思議です。夫の言葉で胸が苦しくなるという自覚症状があったのにもかかわらず、上記の症状の原因がわからなかったのです。

とにかく朝起きるのが辛くなりました。体が鉛のように重いのです。そして枕には髪がごっそり抜けていました。すごいめまいで座り込んだこともありました。でもそれを見た夫はイライラしながらも面倒くさそうに「寝てろよ」と言うだけでした。

もしこれを見て「私も当てはまる」と思った方は、心療内科などの受診を考えてみて下さい。自分のことは自分しか守れません。私のように鈍感になってはいけません。

スポンサーリンク
レクタングル(大)
レクタングル(大)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
レクタングル(大)