離婚調停の結果

私の場合、調停は4回行い、「別居成立」で終了しました。最初は「別居で成立ってあるの?」とびっくりしました。内容は以下の通りでした。

  1. 当分の間、別居を継続する
  2. 申立人(私)を子供たちの監護者と定め、監護養育する
  3. 申立人(私)は相手方(夫)に対し、面会交流することを認める
  4. 相手方(夫)は申立人(私)に対し、婚姻費用として○○万円を○○銀行に振り込む

1.当分の間、別居を継続する

離婚調停という場は、あくまで話し合いの場です。正式には夫婦関係調整調停というようです。相手が離婚したくないと言えば、無理やり離婚させることはできません。夫は離婚したくないと訴えていました。

福祉センターの方も、「今までの辛さを根気よく伝えて、キリのいいところで切り上げていいんですよ。調停3回くらいで不調(不成立)で。そのあと裁判ですね」と言っていました。モラハラの場合、調停で離婚が決まることは少ないらしいですね。でも調停をしないと裁判に進めないので、やるしかない!という感じです。

私は絶対戻らない、夫は絶対離婚しないということで、当分の間、別居という形になりました。別居にお墨付きをもらったという感じでしょうか。離婚ではありませんでしたが、とりあえずは求めていた生活に近づいたので、これから別居期間を稼ごうという感じでした。

2.申立人(私)を子供たちの監護者と定め、監護養育する

子供の親権は絶対にほしかったので、監護者と認めてもらい良かったです。親権は離婚するまで私も夫も持っていることになります。

3.申立人(私)は相手方(夫)に対し、面会交流することを認める

夫は子供たちに会いたがっていました。でも、なるべく会わせたくはありませんでした。家を出る直前は、モラハラもエスカレートしていて、子供たちもパパ怖いと言ったり、こっそり泣いていたり、ビクビクしていたからです。

私の調停では、家庭裁判所調査官という方がつきました。未成年の子供がいる家庭の離婚調停に同席すると言っていました。30代位の女性でした。面会交流の話は、この調査官がメインになって進めました。

私は、今までの夫と子供の様子を話し、会わせたくないと言いました。それに対し調査官は

「夫婦が離婚しても、子供にとってお父さん・お母さんは大事な存在。どちらの親からも愛されているという安心感を得ることが大事。今までのお父さんの記憶が悲しい・辛いものならば、それを優しいお父さんに塗り替えてあげませんか?」

というように説得してきました。うーん。上手いなぁと思ってしまいました。

モラハラ本を読んでも、明らかな身体虐待がない限り、面会交流を拒むのは難しいとされていました。母親の気持ちよりも「子の福祉」が優先だそうで。正直、そんなお父さんが子供にとっていいのかと思いますが、「塗り替えてあげませんか?」と言われるとまぁできるならと思ってしまいました。

昔は子供と遊ぶこともよくあったし、義父母の目もあるし(敷地内同居)、たまの1日くらいは機嫌良くいるだろうと思いました。あくまでウチの場合です。そんなわけで、面会交流を受け入れました。

4.相手方(夫)は申立人(私)に対し、婚姻費用として○○万円を○○銀行に振り込む

これは自分でも頑張ったなと思います。
養育費算定表を参考にして、一番高い金額を要求しました。
→養育費・婚姻費算定表(裁判所HP)

※2016年11月、日弁連が養育費引き上げのため、新しい算定表を提言しました
→新算定表

これが5月から10月までの計4回、調停をしてきた結果です。

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コメント

  1. パン屋 より:

    初めてブログ拝見しました。
    まさか自分とこんなにも境遇が似ている方がいらっしゃるなんて…
    何と言ったら良いのか分からないけれど、すべてのお気持ちがまるで自分のことのように感じます。
    前を向いて歩いているつもりですが、やはり落ち込むこともあるし、辛いこともあります。これからは、同じように頑張っていらっしゃるつうこさんを思い出して、私も頑張ります。
    ありがとう。勇気をもらいました。

    • つうこ より:

      コメントありがとうございます。
      ブログを見てくれて嬉しいという気持ちと、それってモラハラに遭っている(いた)方なんだなという悲しい気持ちで複雑です(T_T)
      でもコメントは純粋に嬉しいです!私も一応ケリがついたはずなのに、苦しい気持ちになることがあります。
      直接手助けはできませんが、同じ思いをしている仲間がいると思って、なんとなく気持ちが軽くなってもらえればいいなと思います。
      私の方こそ勇気をもらいました。

  2. あやみ より:

    はじめまして。モラハラDV夫と、別居&離婚を考えています。子供が中3、中1、小3で、来年上の子が高校入学してからと計画してはいますが、生活費を入れてくれないので、私のパート代は全て生活費&塾費で消えます。離婚費用溜めたいけど溜めれない状態です。
    今月5日に殴られ、肋骨にヒビが入りました。診断書は色々不安や恐怖で取れず…でも職場の人の薦めで警察に相談はしました。
    これから何をどのように進めればいいのか…。

    • つうこ より:

      はじめまして。コメントありがとうございます。
      肋骨の具合はどうですか?一番上のお子さんが受験生ですね。色んな考えでいっぱいいっぱいではないでしょうか。この短いコメントを読んだだけでも、胸が苦しくなってしまいました。専門家でもカウンセラーでもない私がただ一つ言えることは、今日、明日にでも都道府県の相談機関に電話してほしいです。『モラハラかも?と思ったら』の記事に書きましたが、とにかく早くです。変な話、生活費を入れてくれない&身体的暴力ですから、堂々と訴えてほしいです。生活費は調停でも請求できますが、別居時に必要ですもんね。子供の学校、生活費、別居、離婚、シェルターや手当の話、情報として知っていると心に余裕ができます。泣いてしまうと思うので、一人になれる場所で。肋骨のヒビはもう完治?今からでも診断書ほしいくらいですが(不安や恐怖…わかります)そのへんも確認した方がいいと思います。調停で使えそうなものはいっぱいあった方が安心です。法テラスの話もしてくれると思います。

      • あやみ より:

        つうこさん、ありがとうございます。
        肋骨のヒビは治りました。ただ、ヒビを庇って仕事などしていたため、反対側の筋を痛めてます((T_T))
        今度、市の子育て総合の方へ相談しに行ってみようと思います。そこで、多分法テラスを紹介される…と職場の人も教えてくれました。
        今の家庭環境も良くはないですが、かといって中3のこの時期に転校も…。
        でも、いつどのタイミングで旦那がキレるかも分からないので、取り敢えず今は…と願う日々です。
        つうこさんみたいに少しずつ荷物整理を始めてます。取り敢えず断捨離からの状態ですが。
        この間、旦那の源泉を写真に撮りました。
        後は家のローンの連帯保証人が誰か等調べなければです。
        毎日、旦那が帰るとドアをバターン!と閉めたり、歩くのもドタドタ煩く、子供も私もビクビクイライラして過ごしてて…少しでも荷物減らして…と出ていく目標に向かって少しずつ動いていると少し気持ちも落ち着きます。夏休みは子供達と断捨離し、売れるものは売りと思ってます。
        つうこさんのブログを読み参考にしながら色々頑張ります!
        まとまりない感じで、すみませんm(__)m

        • つうこ より:

          あやみさん、相談の決断、良かったです!職場の方もいろいろ親身になってくれているようで安心ですね。今もいろいろ考えていると思いますが、相談することでさらにやるべきことが具体的になって、気持ちが少しは楽になればいいなと思います。お子さんが大きくなってくると環境的に動きづらい反面、手が離れて、1人の人間として頼もしくなると思います。
          旦那さんのキレるタイミングや程度によっては、身一つで脱出ということも頭の隅に置きつつの準備になりますね。
          まだまだ迷ったり、緊張したりで手が止まったり、心が不安定になることもあると思いますが、少しづつでも前に進んでいるので焦らないで下さいね。
          悩んだり、愚痴を言いたくなったときは、いつでもどのコメント欄でもいいので、吐き出してください。何にもできないけど応援してます!

  3. あやみ より:

    おはようございます。
    つうこさん、ありがとうございます。
    少しずつ準備をしながらも、3人を養えるのか、それだけ稼げるのか、不安が募り、夫に従い例え殴られても我慢し、何とか生活する方がいいのか…等々不安です。
    まだまだ不安は続くんですね…強くならないとですね。頑張ります!

    • つうこ より:

      あやみさんへ
      返事も兼ねて記事を書いてみました。別居しようと考えただけで、もう十分強いです。殴られても我慢なんてしなくていいです。大丈夫!