面会交流のこと

面会交流、私の場合

『離婚調停はこんな感じ』『離婚調停の結果』でも書きましたが、私は面会交流に同意しました。

私は夫と会う気持ちは全くなかったので、子供たちだけ夫と会う形です。実際は義父母と敷地内同居をしていたので、じじばばも一緒です。特に祖父は長男がかわいくて仕方ないのです。それは、跡取りである長男だからですが・・・。ウチの惣領息子だとはよく言っていました。

子供を会わせたら、そのまま戻ってこないのではないかという不安は確かにありましたが、調停をしていましたし、世間体を気にする夫です。住んでいるところは田舎で、周りは昔からの知り合いばかりという土地柄だったので、無茶なことはしないだろうという読みでした。

子供に対しての暴力でいえば、たまにしか会わない状態では、モラハラあるある”外面の良さ”が出て、子供たちを傷つけるような暴言・態度は出さないだろうと思っていました。

離婚調停中は、月2回、1泊していました。送迎は夫がして、窓口は私の実家です。

面会中は、いとこたちも遊びに来たり、おもちゃを買ってもらったりと楽しんでいたようです。おもちゃなど、教育に良くないという考え方もあると思いますが、私は普段の生活で買ってあげることはできないので、そこは割り切ってありがたく頂くというスタンスでした。

でも、後になって、その判断は甘かったのではないかと思うことが度々ありました。(ウチの子供たちに何かあったわけではありません!!)

面会にまつわる事件

2017年1月。長崎で元夫(30)からのストーカー被害を県警に相談していた妻(28)が元夫宅近くで刺殺された事件がありました。元夫は自宅で自殺。二人のお子さん(2)もそこにいたとか。

最初の一報では詳細がわからなかったものの、ネットニュースのコメント欄には「なぜ別れた元夫のところに行くんだ」とか被害者に対する心無いコメントが結構ありました。でも、私はそのニュースを見て、面会交流じゃないかと思いました。

その後、気になってチェックしていたら、下記の記事に出会いました。

長崎のストーカーの元夫による「面会交流」殺人事件、警察は何ができたのか

           ー社会学者(武蔵大学社会学部教授)千田有紀先生ー

やっぱり面会交流でした。離婚調停を経験していれば、”面会交流”の話は逃れることのできないものだと思いますが、一般的にはそんなにピンとくる話じゃないのかなと思いました。いや、DVなどない家庭なら、面会の取り決めというのは普通かもしれないけど、ストーカーするような元夫に対しても効力のあるものだという認識がないのかもしれませんね。

その事件の元夫に対してはもちろんですが、コメント欄に「そんな奴になぜ会いにいくんだ」と書き込む人に対しても、言いようのない怒りを覚えました。誰も好き好んで面会なんてさせない。

過去には父親が小学生の子供を巻き添えに焼身自殺を図るというのもありました。それは子供と会えないが故だったようです。似たような事件の時も、コメント欄やブログなどで「妻が面会拒否するからこうなる」や「でっちあげDVで子供と会えない父親がかわいそう」などの意見が飛び交います。

でも、そうではないのです。会えないからといって、子供や(元)妻に危害を加えるような人だから、離婚したいし、面会させたくないのです。ウチの子供たちが何事もなかったのは、たまたまだっただけかもと思いました。

※もちろん、本当に妻にでっち上げられたり、妻の浮気などに苦しんで、なおかつお子さんにも会えない方もいると思います。

専門家でもなんでもない私は、ニュースを見て憤るしかないのですが、こういう悲しい事件もあるので、別居・離婚を考えた時は、行政の相談機関や弁護士さんなど、じっくり話をして法的に触れず、自分と子供たちを守れるよう戦略を練ってください。

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