もし、あなたが死を考えていたら
モラハラという言葉に出会う直前、私はちょっとおかしかったです。なんだかわからないけど、夫からの一言で胸がギューっと押しつぶされる感じがしたり、息が苦しくなって座り込んだり、それこそ鬱病チェックリストにたくさん当てはまってしまう状態でした。
そんなときふと、このまま死んだら楽になるのかなという思いが浮かびました。
いや、子供3人置いて死ぬわけないし、とすぐ否定しましたが、自分にそんな思いが浮かぶなんて考えたこともありませんでした。小さい時から自殺はダメと心に刻み込まれていました。祖父母が四国参りなどよくしていて、一緒に回ったこともあるからでしょうか。小学生の頃、お寺にあった天国と地獄の絵を見て、怖かったことを覚えています。私の中で地獄行きの自殺はありえないことでした。
そんな私でも、ふっと浮かんでしまったのです。同じようにモラハラ被害を受けて”死”を考えてしまった方、いると思います。本でもその可能性が指摘されています。
自殺を考える
抑うつ状態に陥ると、被害者は疲れて、元気がなく、自分が空っぽになったと感じる。そうして、なんに対しても興味が持てなくなり、考えることもできなければ、ほんの小さなことに集中することもできなくなる。自殺の考えが生まれるのはこの時だ。
ー『モラル・ハラスメント』マリー=フランス・イルゴイエンヌ p264ー
続きを読むと、相手(夫)とコミュニケーションをはかろうとする試みに何度も失敗し、絶え間ない攻撃に身動きできなくなり、何もかも心配になり、どんなことに対しても先回りして恐れを抱く…とあります。
止まない雨はない
苦しいと思います。でも決して命を絶たないでください。状況はいつか変わると信じてください。そして、『虚しさだけを残して』の話じゃありませんが、お風呂にゆっくりつかり「あ~幸せ」って言ってください。甘いケーキを食べて「おいしいっ」て言ってください。相談できる人に遠慮なく話してください。←私は苦手ですが、話すとやっぱり回復力が違う!
私は別居にほぼ一直線に向かいましたが、同居を続けるにしても、小さな幸せを積み重ねて、モラハラ攻撃のバリアにしてほしいです。
生きてください。モラハラ中は、空を見上げること、お花をゆっくり眺めること、子供とゆっくり過ごすこと、みんな忘れていました。ちょっと深呼吸してみてください。それからまた考えましょう!生きていればどうにでもなります!
コメント
私は最初に結婚した夫からモラハラを受けていました。7年付き合って結婚し、夫は1年半後に自殺しました。17年前の事です。
今は優しい人と再婚しています。
でも時々フラッシュバックします。
そうなるととても苦しいです。死にたくなるけど今の夫を遺しては可哀想だしもし万が一自殺で死んだらあの男と同じ場所に行ってしまうかもと思うと怖くて死ねません。
でも生きる事が辛くて仕方なくなる日が多いのです。
モラハラ夫が本当に自殺で死んでしまうという体験をした人は多分少ないのでしょうね…
私は離婚を考える所まで行けませんでした。
同じ様な経験をした1人です。
けいこさん、コメントありがとうございます。
今、17年の時が経ち、優しい方と再婚されていても、フラッシュバックに苦しめられる…。モラハラは『精神的な殺人』と言われる理由がわかる気がします。
頭では「死んではいけない」とわかっているんですよね。ただ、なんともいえない苦しい気持ちが伝わってきます。
私のブログを見て下さってありがとうございます。私が言えるのは「絶対死んじゃダメー!」です。私もたまに空虚な気持ちの波が襲ってくることがあります。そのことを書こうとしてますが、なんだかまとまらない(>_<) 取り急ぎ、返信します。遅くなってすみません。出会えて良かったです。
夫が怒るとただ、ただ怖いです。モラハラかはわかりませんが、自分がいなかったら解決するんじゃないかと思ってしまいます。子どもがいるので無責任なことは出来ないですけど、葛藤しています。
優しい言葉がとても沁みました。
りんさん、コメントありがとうございます。
自分がいなかったらと思わせるぐらい、夫が怒るって、おかしいですから!本来、夫婦間で相手に何か言うのって、目的は仲良く、より良くしていくためですよね?怖がらせるためではないですよね?怖がらせるのは、支配するためですよね。葛藤なんかしなくていいんです。お子さんにはあなたが必要だし、りんさんもりんさん自身の人生を楽しむ権利があります。ここにコメントくれたってことは大丈夫です。いい方向に進みますよ(^^)